Thinking of TV People... TVピープルのことを考える。。。

村上春樹の『TVピープル』を読んだ。「読書会でこの作品について話したい」と提案した割には、『TVピープル』についてはあまり考えてなかった。この作品はいくつか短編小説があり、中でも、『眠り』が印象に残っていて、何度も読み返していた。
『眠り』は、「自分も、あの時妥協していたら、こうなっていたかもしれない…」と思わせる作品だった。かと言って、妥協しなくて今のような生活をしていても、逃れられないものがある。全くの自由なんて存在しないのかも…。

今日は、一日いろんなことをしながら、『TVピープル』のことを考えていた。スターバックスにこもって考えた結果、このTVピープルの話は・・・、結局、テレビに振り回されている私たちの日常が書かれているんだって思った。そして、主人公はTVに洗脳され、そのままテレビの中に入ってしまったのだろう。その証拠にTVピープルの作っているものが飛行機だと言われたら、だんだんと「飛行機だ」と思えてしまうのだから。テレビに洗脳される彼は、知らないうちに妻との距離も遠くなってしまった。もしかしたら、この彼の妻は、さっきの『眠り』の主人公の主婦と同様、形式をこなすだけの生活をしていて、エネルギーが有り余っているのではないかな・・・?それで、そのエネルギーを夫へ向けようとするけど、夫は気付かない・・・。夫はテレビばかり見ている・・・。そうなんじゃないかな。そんな風に結論を出しました。そういうことで、とても興味深い作品でした。そして、この作品を書いた村上春樹氏は凄いと思う。やっぱり偉大だなぁ~。

私が今度書くとしたら、「デジタルとアナログ」というのを書いてみたい。便利になった分、人間的なものが失われてしまった。アナログ社会に戻りたいけれど、戻れない・・・。というようなことを『TVピープル』みたいにお洒落に書いてみたい。

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